人間の歯の不思議
まずは親知らずが何かについてご紹介します。 親知らずとはなかなかショッキングなネーミングですが、なぜこのような名前がつけられているのか、またその特徴についても併せてご紹介します。 処置を検討する前にその存在の特徴を知ることはとても大切なことです。
親知らずの処置として歯医者さんが推奨すること
親知らずが生えてきたなら、歯医者さんはどのような処置を推奨しているのでしょう。 そしてその理由とはどのようなことが原因しているのかについてご紹介します。 親知らずそのものが悪いのか、それともそれ以外に原因があるのか、親知らずがとくに配慮される理由もご紹介します。
抜歯以外の方法は
親知らずの治療法として多くの歯医者さんが推奨される治療が抜歯ですが、それ以外に治療法はないのでしょうか。 親知らずの存在を考えると抜歯が推奨といわれているものの、抜歯は怖いと考える方も多いでしょう。 抜歯以外に方法はないのかについてご紹介します。
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親知らずとはどんな歯なのか
私たち人間の歯は生活に欠かせない多くの役割を持っています。
例えば食事。
柔らかい食べ物、硬い食べ物を感覚で見分けてそれに合う力加減で噛み砕き、飲み込めるまでに細かくするなど、食べ物を消化するのに歯は欠かせない存在です。
また話をするときにも歯は必要。
唇だけでなく舌や歯の形、動きに合わせて言葉を連ね、相手に分かりやすく伝えることを可能としています。
そしてまた重いものを持つ際にも歯は食いしばる際などに必要となる部位。
これだけ過酷な環境にさらされる歯は私たちの身体の中で最も硬い素材でできているのです。
硬さを表すモース硬度でいうと、歯は水晶などと同じ硬さとされています。
モース硬度の最も硬い10はダイヤモンドで、人の歯のエナメル質はそれに近い７とされているのです。
これ以上強い組織は身体には存在しません。
そんな強度を持つ歯は私たちが生まれて間もなく生えてくるものです。
骨や皮膚は誕生の前に形成されているものなのに、歯だけは誕生後に成長します。
しかも生まれてすぐに生える乳歯は一定期間すぎると永久歯に生え変わる。
誕生後に成長し、生え変わる性質を持つものは歯以外にはありません。
そう考えると歯は大変不思議な存在です。
しかももっと不思議なことに、親知らずはそれから数年して大人になる前に生え始めます。
親知らずは他の歯と比べて違いもあるなど、ちょっと特殊な歯でもあり、そのため治療も他の歯とは異なるもの。
何故違いがあるのか、またどんな治療が推奨されているのか、こちらでご紹介します。